株式会社 Kaeru 代表取締役 大崎弘子です。
新年あけましておめでとうございます。
新年が落ち着いたこの時期に、振り返り年賀ページを公開しています。
2020年は、コロナ一色ですね。今年の年賀ページでは、新型コロナが各事業に与えた影響を数字と共に赤裸々に振り返ってみます。
新しい生活様式にあわせて「オオサカン」のプランを改定したり、防音ビデオ会議ブース「ぼっちボックス」を設置したり、「コナイト」の窓を全開放する改装をしたり、ヴェロスタの新店をオープンしたり、atusのオンライン校を開校したり、24時間利用できるバーチャルコワーキング「みんコワ」をつくったりとコロナ禍でも忙しい一年でした。
ご多分に漏れず、コロナ禍の一年でした。
「オオサカン」1カ月休業・新しい生活様式にあわせたプランの新設・改定
オオサカンは、緊急事態宣言が発令されている期間は休業していました。
経営的に見ると、オオサカンに来れなくなって退会する人もいましたが、新しくメンバーになった人もいるので、利用者数は大きく変わっていません。休業期間中の会費を全員に返金したので、4月は大変でしたが、持続化給付金もあり凌ぐことができました。
徐々に日常を取り戻す中で、新しい生活様式にあわせてプランの見直しも行いました。若手起業家向けのプランや大阪に出張で来る企業向けの出張所プランを新設、既存メンバー向けの休会プランやOBプランを作成し、最低利用期間を撤廃しました。
新プランについてぜんぜん告知ができておらず、マーケティングが課題だなと感じる今日この頃です。マーケティングが好きな社員の雇用を予定していますので、オオサカンの事業に興味がある転職を考えているマーケッターの方がいらしたらぜひご紹介ください(切実)。
防音のビデオ通話ブース”ぼっちボックス”をオオサカン内に3室設置
オオサカンをオープンした当初はビデオ会議をする人も少なかったのですが、ここ数年ビデオ通話ができる場所を探している人が増えました。
ビデオ通話のニーズに応えるため衝立で区切ってみたり、ダンボール製のボックスを設置したり、電話室をつくったりといろいろ試行錯誤してきましたが、思い切って「最高のビデオ通話ブース」をつくってみることにしました。ちなみに、3室で370万円です。
天井を覆い、壁を厚くし、ドアはカラオケボックス用のドアを採用、排気口から音が漏れないように換気扇の排気口を丁寧に処理し、エアコンは部屋一台設置。前面には吸音パネルを敷き詰め、背面と側面はグリーンバックにしてバーチャル背景に最適化しました。
オオサカンメンバーにはもちろん提供するのですが、ぼっちボックスの専用会員プランをつくって先行予約を受け付けています。
ビデオ会議にはもちろんですが、ウェビナーなどオンライン配信や登壇、eラーニングの録音などにも使えます。仕事が詰まってるときに数時間入ると集中できて、一気に進むのがわたしのお気に入りポイントです。
ぼっちボックスは、これから増やしていきたいです。事業として「ぼっちボックス」をやりたい(FC)という声もいただいたので「事業再構築補助金」の正式発表を待って、業態変更したい企業と一緒に協業できないかと模索しています。
「コナイト」同じ店だと思えない改装工事!窓を開放して換気&明るく
コナイトは、「実質無料の会員制のBAR」です。「ああしたいよね!こうなりたいよね!こんなことやってみたいよね!」って飲みながら話したり、ふとした会話から人生が好転しだしたりする場所です。
コロナの影響を一番受けました、もちろん今現在も。
緊急事態宣言が発令される前からお店を開けているのがツラくなってしまって休業を決めました。飲食物の提供ではなく、出会って話すことを主な目的にしているお店なので、どうしたら再開できるのか目処が立たず、5カ月近く休業しました。(家賃ってほんと大きいですね!)
再開を模索するなかで「換気」は必須でした。そこで、窓を全面開放する改装工事を行いました。写真を見比べるととても同じ店だと思えないほどの変化です。
改装工事を経て再開しましたが、週3日・3時間だけの時短営業を自主的に続けてきました。そして、2020年11月から休業要請により再び休業しています。
答えのない悩みに苦しむことも多いですが、起こってくることを受け流しながらできることをやっていこうと思います。
クラウドファンディング(CAMPFIRE)でのご支援、ありがとうございました。
「atus」オンライン校オープン
atus(エータス)は、初心者向けのアフィリエイトスクールで対面です。
パソコンが苦手な人が多く、緊急事態宣言中に個別サポートをオンラインに切り替えたときのサポートは、書き尽くせないほど大変でした。今はそれぞれの都合に合わせて、会員自身がリアル会場とオンライン会場を使い分けるようになり、驚きを隠せません。
オンライン会場をサポート日以外も24時間開放するようにしたことで、一緒に待ち合わせて作業する姿が見られたり、東京と大阪の会員が仲良くなったりといった副産物も生まれました。
オンライン校とeラーニングのβ版ができたことで、念願だった地方での開催が見えてきました。基礎の基礎をeラーニングで学び、最初の躓きポイントを対面でフォローし、アフターサポートをオンラインで提供できる体制になったのです。沖縄で2021年4月に、はじめて「アフィリエイト速修コース」やってみる予定です。
「みんコワ」世界とつながる24時間営業のバーチャルコワーキング
緊急事態宣言中、リモートワークに不慣れだったKaeruスタッフのためにバーチャルでつながる環境を用意していました。それがきっかけになり、オオサカンメンバーで一緒にオンラインでコワーキングをはじめて、さらに広がり世界中のコワーキングスペースオーナーと共に「みんコワ」をオープンしました。(みんコワのことが全部わかる公式サイト)
わたしは創立者として代表的な立場をつとめていましたが、現在は利用者の中の有志がコミュニティを盛り上げています。「みんコワ」で出会った人たちと社員研修のついでに訪ねたり、日本中・世界中のコワーキングスペースを利用する人たちと心の距離が近くなりました。
とっても暖かい場所なので、ぜひ行ってみてください。
「ヴェロスタ」新店舗オープン&旧店舗閉鎖
ヴェロスタは、スポーツ自転車に特化した会員制の駐輪場です。直営2店舗、FC3店舗で運営していたのですが、直営のうち1店舗(本町店)が、定期賃貸借契約満了のため撤退することになり、堺筋本町店の近くで広めの新しい物件が見つかったため、直営の2店舗を1店舗に統合することになりました。
自転車通勤の需要が高まっていることを肌で感じています。
ビルオーナーからの問い合わせも多く、ヴェロスタもぼっちボックスと一緒にFC展開を本気で考える時期が来たような気がしています。
2021年どうしていこうかな
Kaeruは、現在社員3人(大阪2人・沖縄1人)とアルバイト数人の小さい会社ですが、「オオサカン」「ヴェロスタ」「コナイト」「atus」と4つも事業があります。
事業が分散されてたからコロナ禍を生き延びたのか、分散していたからリソースが不足しどれも今まで伸ばし切れていないのか、よくわからない状態です。
2020年「会社ヤバいかな」と感じた瞬間はありました。不安に突き動かされたとき、偶然売りたい商材に出会って(運がいい!)、書いたアフィリエイト記事の収入に助けられた感もあります、(いや正直結構助けられました)、ほんまよかった。
2020年「どんなスキルを身につけたらいいかわからない」「成長が実感できない」などとスタッフからと散々言われました。このままではあかんなと反省し、重すぎる腰をあげて評価制度を作り始めたら、なぜだか会社の5カ年経営計画(売り上げ目標や5年後の組織図)を作っている自分がいました。
5年後会社がどうなっていたいかわかってないと、人事制度って作れないものなんですね。そんなことも知らずに会社やってました、ほんまゴメン。わたしは人から評価されるのがイヤなので人を評価するものイヤだと思ってたけど、評価ってジャッジするわけちゃうかったんかぁ、なにができてなにができないかを切り分けて、成長する(スキルアップ)ための最短ルートを知る手法だったんですね。評価制度がない時代にKaeruで働いてもらってたみなさんに謝罪したい気分です。
生まれてはじめて5カ年計画を表したことでなんだかちょっと先が見えてきたんです。
今はやるべきことの優先順位がいつもより明確です。
そして、文章にまとまりがなくなってきた(疲れ?)ので、そろそろ終わりたいと思います。
初心に戻って
わたしは、社会の課題をひとつでも多く解決したいと思っています。
でも、社会の課題は解決が難しいからこそ課題として残っていると知っています。だから、社会の課題を小さく小さく小さくわけて、ほんのひとかけらでいいので、自分の得意なことを活かして解決したいです。
社会課題を解決する事業は、スケールが見えないことがほとんどですが、だからやらないのではなく、自分の得意なことを活かして解決できそうな社会の課題を見つけたら、スモールビジネスでいいので、存続可能な事業としてスタートしたいと思っています。
まだまだ、知らないことで、失敗だらけですが、どうか支えてください。
いつもありがとうございます。
2021年もよろしくお願いします。
追伸:SNSでもよければお付き合いください
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