2025年賀ページ 社長14年目に感じていること&新時代に向けたビジネスの動き

あけましておめでとうございます。株式会社 Kaeru 代表取締役の大崎弘子です。

新年も落ち着くこの時期に、振り返りを兼ねた年賀ページを公開しています。

2021年には「コロナが事業に与えた影響」を振り返りましたが、今のわたしの頭の中は、コロナ禍を経た新しい時代とAIの急速な進展でいっぱいです。

会社はどんな感じ?

2024年1月現在、わたし大崎弘子と取締役の大喜多悠、社員3人(吉田千津子、宮田恵、高村和也)、アルバイト6人の11人で会社を運営しています。社員の数より事業数が多いとよく言われます。

株式会社kubell(旧Chatwork株式会社)の子会社として2011年に生まれたKaeruは、当初から続けているコワーキングスペース「オオサカンスペース」、2年前にリリースした成果計測のWebサービス「Dairin(だいりん)」、そして10周年を迎えたアフィリエイトを教えるスクール「atus(ええタス)」に力を入れています。(現在は株式を100%譲渡いただき、資本関係はありません)

バー「コナイト」は閉店しましたが、オオサカンスペース内に一枚板のバーカウンターを設置して、バーイベント「オオサカンコナイト」として生まれ変わっています。引き続き、いろいろな方が集まって仕事の話しを楽しめる場づくりを続けていきます。

2024年のオオサカンスペースを振り返って

オオサカンスペースは、大阪の本町駅すぐ、ビジネス街にあるコワーキングスペースです。2024年に入って、コロナの影響がほぼなくなってきたことで、ようやく思い切り動き出せるようになりました。
ほんとに長かった、やっとという感じです。

旅するコワーキングスペース「旅コワ」では、メンバーの佐田さんが沖縄の古宇利島に作ったオキナワンスペースへ行ったり、韓国のLGサイエンスパークを訪問してみたりと、一緒に“旅”できる機会が戻ってきました。

旅コワは、ゆるやかにつながるスタイルが特徴で、コア日程が決まっていて、ひとり旅の合間に「夜ごはんだけ一緒に食べよう」と合流する人がいたり、現地で「これ、どうしよう?」と困ったら気軽に声をかけ合えたり。そのおかげで、戻ってきても「韓国で食べたあれ、おいしかったよね」とか「古宇利島の海、すごくきれいだった!」なんて思い出が増えて、メンバー同士がぐっと近づくのを感じました。

さらに、イベントもにぎやかになってきました。オオサカンスペース内のバーカウンターを活かしたバーイベント「オオサカンコナイト」もそのひとつ。お酒やソフトドリンクを片手に、ちょっとした息抜きをしながら、ライティングやマーケティングの話になったり、ただただ雑談で盛り上がったりと、コワーキングスペースの仕事モードとはまた違う交流が生まれています。

そして今月は、オオサカンスペースが14周年を迎えます。1月30日に「オオサカンスペース堪能デー」と題して、朝からスペースでそれぞれ仕事をしたり、ランチに一緒に出かけたり、午後は確定申告や経理など少し面倒な作業をもくもく会で進めたり。夜にはそのまま「オオサカンコナイト」が始まって、パソコンを閉じたら0秒で乾杯タイム。仕事と息抜きを同じ場所で楽しめるのは、なかなか面白い体験ですので、ご都合が許せば、ぜひお越しください。

2024年は、旅やイベントを通して“人とのつながり”がより身近になった一年でした。

もし「へぇ、そんなことやってるんだ」と思っていただけたら、大阪・本町にお越しの際にちょっと立ち寄ってくださいね。

わたしたちも、これからどんな出会いがあるのか、どんな旅へ行くのか——来年が今から楽しみです。

ぼっちボックス、3年遅れで利用者増

ぼっちボックスは、ひとり用の防音個室です。コロナ禍でオンラインミーティングが増えたタイミングで、オオサカンスペース内に3室つくりました。

メンバーにはもちろん人気ですが、2024年になってからは、ビジターでの利用が一気に増えています。
リアルの外出とオンライン会議が同居する時代になったんだなぁと、改めて実感しています。

「外出のスキマ時間にミーティングが入ったときに、駆け込める場所があったらいいのに」と思ってつくったので、うれしいですが、こういう流れ自体は2021年ごろに来るとおもってました、わたしの読みの甘さを実感してます。

2024年12月からは、同じビルの3階にある8人用の会議室やセミナールームの管理もお手伝いしています。「少人数ミーティングじゃ足りないけど、大きな会場まではいらないなぁ」という機会があれば、ご相談ください。

3,828万円かけて挑戦しているDairin

Dairinは、自社サイトにタグを貼るだけで成果報酬制の紹介制度を追加できるWebサービスです。コロナ禍で「いいものを作る人は、売るのが苦手になりがちだよなぁ。どうにかならないかな?」と思ったのがきっかけで、事業再構築補助金を活用しながら、リリース時には総額3,828万円をかけて完成させました。

ひと言で説明するのはなかなか難しいのですが、要するに、自社の商品やサービスを「いいよ、これ!」って紹介してくれる人を増やしたいときに使う仕組みです。「いいモノを作る人」と「商品やサービスを好きで、誰かに紹介したい人」をつなげる。その結果として、いいモノがきちんと売れて、作り手も自分のこだわりに打ち込めるようになる。紹介する人も、その好きな気持ちをストレスなく発信しながら少しでも収入につなげられる……。Dairinがそんな未来づくりのお手伝いをできればいいな、と思っています。

紹介制度があるとを導入すれば、インフルエンサーやブログで発信している方が商品を好きになってくれたときに、「ちゃんと報酬が出るなら、もうちょっと紹介してみようかな」というモチベーションが続きやすくなります。でも、「コストや手間がかかるかな」「システム開発が大変そう」といった理由で躊躇してしまうケースが多いんです。

Dairinなら、タグをポンと貼るだけで、固定費もかからないので、仮に誰も紹介してくれなくても、損をすることはないし、思いもよらないところから“意外な”紹介が飛び込んでくる可能性があるんです。

atus(ええタス)はハイブリッドが定着

atusは、アフィリエイトを学ぶスクールで、2024年に10周年を迎えました。「atusで稼げるようになった人」が教えるスタイルを取っていて、33名のコーチが、これからアフィリエイトを始めたい人に案件の選び方や記事の書き方、WordPressの構築方法などを伝えています。コロナをきっかけに、東京と大阪、オンラインを組み合わせたハイブリッド型も定着し、海外からの受講生も増えています。

アフィリエイトは「リンクを貼って収益を得る」印象だと思いますが、その核心は「価値ある情報を必要としている人」と「価値ある商品・サービスを持っている企業」を結びつけること なんです。10周年を迎えたatusですが、2025年以降はコーチや受講生といろんな事業を一緒に始められたらいいな、と思っています。

「売れる記事」を書けるアフィリエイターは、商品の魅力をきちんと伝え、ユーザーの課題を解決に導く力を持っているため、企業(特にBtoB商材)からの需要が高いんです。そこで2024年の年末からは、そんなアフィリエイターと「その記事を書いてほしい」という企業をつなぐマッチングにも取り組み始めました。

大阪は主催、セブIT飲み会も行きました

IT飲み会は、IT業界に興味があればどなたでも参加できる交流会です。世界中で開催していて、わたしはIT飲み会全体の会長(=お世話役)をしています。開始は2006年なので、気づけばもう19年。2024年からは再開の相談が増え、日本各地(東京、大阪、仙台、福岡など)はもちろん、セブやホーチミンを中心とした海外開催も戻ってきて、コロナ以前の活気がよみがえりつつあります。

大阪のIT飲み会は、主催もしていて、年に3~4回のペースで開催中。

2025年最初のテーマは「AI」。AIが当たり前になりつつある今、AIの学習に他人の著作物を無断で使うのはどうなのか、AIで生成されたコンテンツの権利は誰が持つのかなど、知的財産の問題がこれまで以上に注目されています。わたし自身、「わからないから放っておく」というわけにもいかず、「AIが当たり前の時代だからこそ、きちんと学びたい」という思いが強まるばかりです。しかも、日本がAIモデルの構築において法的に有利な立場になる可能性もあると聞き、ますます興味が尽きません。

お久しぶりのかたも、はじめてのかたも、タイミングがあえばぜひご参加ください。

広報勉強会&メディア交流会、年4回開催が目標

広報勉強会&メディア交流会、もうやめようかなと思った時期もあったのですが、テラスクメンバーと一緒にやるようになって、一念発起、年に4回開催目標で続けています。

長年、広報をやってきたもの同士で、関西の広報って遅れがちやよなぁ、東京とはやり方違うのに情報少ないよなぁ、情報発信が下手で悔しいよなぁ、などと飲みながら偉そうに話しては何もしない日々を過ごしていたのですが、コロナでいろいろ環境が変わり、いま「関西で企業の魅力を伝える広報をサポートしたい」という想いが一致。会社どうしで言う“業務提携”という形で、ユニット名をテラスクとし、改めて活動を始めました。

2025年最初の開催は、梅田のグラングリーン大阪にある「Blooming Camp」で実施予定です。ちなみに、グラングリーン大阪の中核施設「JAM BASE」に、さくらインターネットのオフィスがあり、その一角にあるコワーキングスペースがBlooming Camp。はじめは場所の名前がいろいろあって少し混乱しましたが、とても素敵なスペースです。

広報担当者のみなさま、一緒に“関西の広報”の輪を広げましょう。

個人的なこと…

勉強したいことが山ほどあったので、年末年始に13日間の“ひとり合宿”をしてきました。

肋骨が折れました。旅行先のお風呂で滑って転んで、お風呂の縁に脇腹を打ち付け骨折。
怪我が多い年でした、今年は気をつけます。

IVSに行って楽しくて、noteを始めました。でも、更新が止まっています。

bingからのアクセスが10%を超えてきたので、メインの検索エンジンをbingに変える修行をしました。
文字通り苦行でしたが、半年がんばったので、bingの結果が少しわかってきた気がします。

リラックスして、力を抜いて過ごしていた2024年。思い出せないほど、いろんなところに行って思い出がたくさんできました。(バリ、セブ、韓国、沖縄、東京、奄美大島、越前、串本、白浜…)

2025年は、トップギアで仕事するつもりなので、あまり時間はとれないけど、旅コワは、函館とホーチミンを企画します。できれば、大分も…と思ってます。

SNSでもよろしくお願いします。だいたいですが、Twitterはオオサカンスペースや日常的なこと、Facebookは仕事に関すること、Instagramは海のこと、noteでは言語化、を投稿しています。mixi2にもときどきおります。ランチや飲み会のお誘いお待ちしております。

2025年は、AIや新しいワークスタイルについて学びを深めながら、オオサカンスペースをもっと面白い場所にしていきたいです。もしご興味を持っていただけたら、ぜひ一緒にランチ(夜ごはんも)しながら情報交換しましょう!

本町にお越しの際はぜひお声がけください。
みなさまの2025年もぜひ教えてくださいね。

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