働く環境はどうなってるの?
Kaeruのメイン拠点はオオサカンスペースのある大阪の本町にあります。
その大阪で代表の大崎を始め、僕以外のスタッフ全員が働いています。
大阪のスタッフはオオサカンスペースやコナイトの現場にいることがメインで、
たまにリモートワークをしているワークバランスになっています。
僕だけが、沖縄オフィスで完全リモートワークをしているという状況です。
年に数回、沖縄から大阪の現場に出張して、同じ空間で仕事をすることもあります。
事業とシステムの関係とは?
Kaeruには色んな事業がありますが、どの事業もほぼ自社システムを構築しています。
システムといっても、1ページのみのホームページのような小規模のものもあれば、
顧客管理から決済処理まで行う大規模なものまで多種多様にあります。
僕がKaeruに入社した当時、まずシステムの種類と数の多さにビックリしました。
1中小企業のKaeruが、全ての業務をここまでシステム化しているとは・・・
想像をはるかに超えていました。
通常、中小企業の規模だとシステムは外注し、外注先のシステム会社に管理してもらう
形をとるのが一般的だと思います。
社内にエンジニアを雇用していない限り、普通はそうすると思います。
何かシステムに不具合があった時に、
エンジニア以外の人が対応するには専門的すぎてハードルが高いからです。
ところが、僕が入社する前にKaeru社内にエンジニアは一人もいませんでした。
にも関わらず、システムを自前で持っていて、
運用がエンジニア以外の人で回っているのです。
これはすごいを通り越して、なぜ成り立っているんだろう?とすら思ったぐらい。
もちろん100%運用メンバーだけで対応できたわけではなく、
オオサカンスペースのメンバーさんの中にエンジニアがたくさんいて、
どうしても困って対応できそうにないことを助けてもらったりしていたという背景もありました。
コワーキングスペースならではの協業の文化だからこそ成り立っているんだなと感心しました。
ちなみに、
エンジニアの僕がKaeruのシステムの全容を把握するまで1年ぐらいかかりました。
そのぐらいの規模感のシステムがKaeruにはありました。
リモートワークと現場ワークの違い
前提として、僕はこれまでシステムエンジニアとして18年ほどキャリアはありますが、
その中でリモートワークをしたことが一度もありません。Kaeruがお初です。
これまでは、開発するにしても、ミーティングするにしても、
基本的には同じ空間で顔を見合わせながら仕事をする現場ワークばっかりでした。
リモートワークは、オンライン上でテレビ電話するだけでそんなに違いは
ないだろうと思っていましたが、フタを開けてみれば、
リモートワークはコミュニケーションのハードルが思っている以上に高かったんです。
ここ最近あったことなんですが、あるシステム開発案件で、僕が運用メンバーに
オンライン上でシステムの説明をして、テストを運用メンバーにやってもらう
という依頼をしたんですが、
全くと言っていいほどコミュニケーションが噛み合わなかったんです。
普段から、顔を見合わせてコミュニケーションを取っていたら、
こんなことはならなかったと思います。
なぜ噛み合わなかったかと言うと、
僕が相手の状況(誰が何をどこまで把握しているのか?)が全く見えていなかったからです。
さらに、音声通話だけでやりとりしてると、言葉以外の反応が見えずに、
勝手に伝わったと勘違いしていることも多々ありました。
リモートワークは、自由にどこでも働けるメリットの裏に、
実はコミュニケーションのハードルが格段に上がるということを実感しています。
リモートワークに求められるスキルとは?
Kaeruでは、システム担当は僕一人なので、
今の所システムに関わることは全てやらせてもらっています。
ざっくりと纏めると下記の内容になります。
・サーバーの構築やメンテナンス(OSはUbuntu)
・新規開発や既存システムの保守対応(言語はPHPで、Laravelフレームワークを採用)
・各事業ごとに月単位で会計数字のチェック
これまでの仕事って、チームで役割分担したりするのが当たり前だったので、
開発の一部を担うスタイルだったけど、Kaeruでは一から十まで全部一人でやります。
開発では、要件定義から設計、開発、テスト、移行、本番環境構築まで全行程をやります。
サーバーは契約してから、OSやソフトのインストール、
ユーザー作成からセキュリティ設定、公開ディレクトリへのデプロイまで。
開発に使うツールや、外部サービス連携は、
その都度、最新のもので使えそうなものがあったら提案して採用していきます。
システムをただ作って終わりじゃなく、
自社サービスなので、運用メンバーと日々コミュニケーションをとって
どんどん改善していきます。
自社システムを持つと言うことは、
各事業の経営判断に必要な数字をすぐ分析して使うと言うことでもあるので、
経営的な視点も身についていきます。
とにかくシステムに関わることはなんでもやらせてもらっているので、
全方位的なスキルが、自然と身についていくとてもやりがいのある環境ですね。
Kaeruのシステム担当としての技術的なスキルについて書いてきましたが、
リモートワークとして必須のスキルは下記の2つだと思っています。
①自己責任と共有
②コミュニケーション
①リモートワークをするということは、別々の場所にいても、
自分のもらっている給料以上の成果を言われてなくてもあげる
自己責任があってこそ成り立ちます。
しかも、自分の仕事を全うするのは当たり前で、
それを経営者に日々伝え、共有できてこそやっていることへの価値が生まれます。
特に、仕事の優先順位などは、経営判断と直結するので経営者の判断を仰ぐのが必須です。
②自分の思っていることを、直接会っていない相手にでも、分かりやすく伝え、
また相手の言いたいことも、誤解なく理解できているか確認し、意思疎通できるよう
日々努力していく姿勢でいること。
システムの技術的なスキルは、やったことなくてもやれば身につきますが、
リモートワークのスキルは、適性が問われる重要なポイントだと思います。
Kaeruでも今後、システム担当の増員をするタイミングがくると思うので、
リモートワークに挑戦したい人に出会えることを楽しみにしていますね。